おそらく、ほとんどの人が見たことのない部分

畳の「ふさふさ」

私が「ふさふさ」と言っているだけで正式名称ではありません。

 

「ふさふさ」は畳表のはしっこです。

みんなが見たことがないというのは、畳にするときに切って捨ててしまうからです。

 

幼稚園に通っていたくらいの小さい頃、おばあちゃんに連れられて3時のお茶の準備に工場に行って

「ふさふさでたわしを作って」と、よく父にせがみました。

そうすると、父はもう床に切り捨てられたふさふさの中から

なんとなくしっかりしているものを選んで、

くるくる丸めて畳糸を何回か通し、あっという間にふさふさタワシを作ってしまうのです。

タワシと言ってもい草なので、そんなに機能的ではありませんが、

それでおままごとをして、おばあちゃんがお茶の準備を終えるのを待っていました。

 

畳屋の子供にとっては、この「ふさふさ」がとても思い入れのあるところなんです。

 

 

 

 

 

うなぎ屋さんのおしながきで「ふさふさ」を人前に出してみました。

このうなぎ屋さんも小さい頃は遊び場だったので、

小さい頃遊びつながり。

 

 

 

やっぱりい草のほんのり爽やかな香りはうなぎ屋に合うね!

時が経てば、このい草もだんだん飴色になって

美しいってみんなに言われるんだろうな。

 

 

 

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